ダンスミュージックは『踊れる音楽』であるということは重要な要素だとわかります。ですが、ただループさせただけではすぐに飽きてしまうでしょう。聞き応えのある一曲に仕上げるためには、音色が気持ちよく、どんどん盛り上がって期待感が高まり、そしてエネルギーが発散されてやがてエンディングに向かう、そういったドラマチックな展開が必要です。そこで、大事になってくるのが『アレンジ』ということになります。まずはアレンジされる元となる、グルーブを感じる『数小節からなる小さな音楽』を作り出す必要があります。
4つの構成要素
イントロ
一般的にはDJセットで前の曲から移行しやすくするためのもの。
ブレイクダウン
一旦静かになり、リスナーの期待感が生まれます。
ビルドアップ
エネルギーを高めていき、ドロップに向かうための準備をしていきます。
ドロップ
エネルギーが最高潮に達します。曲のメインになるところで最も重要なところです。日本語で言う『サビ』に相当します。
はじめに、曲のメインになる8小節の『ドロップ』を作ります。下のような流れで①から⑤を順番に作ります。
⑤メロディーパートを作る
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④演出パートを作る
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③プラックパートを作る
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②ベースパートを作る
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①ドラムパートを作る
① 8小節のドロップを元に、トラックの抜き差しでイントロ、ブレイクダウン、ビルドアップなどの各パートを作成していきます。
② 全体が出来上がってきたら、不足を感じるところに音を足したり、カットオフなどのオートメーションを書き込んで全体を整えます。
※エネルギーの増減のメモに沿って作っていくと作りやすいです。
フューチャーベースなどのアレンジは8小節単位で考えていくと作りやすいです。
メロディなどは、いろいろなバリエーションがあると飽きがこないので、できる限りアイディアは形にしておくといいでしょう。
8小節のメロディの一部分を1拍や2拍でループさせてみたり、同じメロディを違う楽器で演奏してみたりすることで、簡単にバリエーションを増やすことができます。
まずはグルーブ感のある8小節のドロップをしっかり作り込むことが重要です。
それらを抜き差ししながら全体の流れを作っていきましょう。
課題①
『2. アレンジの流れ』の項目を参考に8小節の楽曲を作成してくる。
ルール
課題②
課題①で作成した8小節の素材を使って、フューチャーベースらしい構造を持った楽曲を1曲仕上げてくる。
ルール
第17回目 アレンジ
基本情報
ビデオファイル:10分03秒
テキスト:PDF 全10ページ
講座内容
ダンスミュージックは『踊れる音楽』であるということは重要な要素だとわかります。ですが、ただループさせただけではすぐに飽きてしまうでしょう。聞き応えのある一曲に仕上げるためには、音色が気持ちよく、どんどん盛り上がって期待感が高まり、そしてエネルギーが発散されてやがてエンディングに向かう、そういったドラマチックな展開が必要です。そこで、大事になってくるのが『アレンジ』ということになります。
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