プラック(Pluck)とは?
ギターなどの弦楽器を指やピックで摘んで振動させたときのような音色。
減衰するエンベロープが特徴。
プラックの役割
プラックの役割はリズミカルなコードの演奏とメロディーの演奏
・コードの演奏
・メロディーの演奏
さらに、コードのトップノートでメロディーを演奏するスタイルもある。
プラックの用法
大きく分けて2つ
①コード
②メロディー
プラックの使用 〜例参考楽曲〜
①コード
②メロディー
③コードとメロディーを合わせたもの
プラックの音作り
・オシレータ1(メイン): 太く、しっかりした芯を作るためのオシレータ
→ノコギリ波やパルス波など、倍音の多い波形を選ぶ。
・オシレータ2(サブ): メインだけではカバーしきれない周波数領域の補強のためのオシレータ
→ノコギリ波やパルス波など、倍音の多い波形を選ぶ。
・アンプリチュードエンベロープ: 時間の経過にともなう音量の変化を作る。
→基本はアタック速め。サスティーンは0。
・フィルターエンベロープ: 時間の経過にともなう聴感上強調される周波数帯域を作る。
→まずはアンプリチュードエンベロープ同様のセッティングでやってみる。
エフェクターについて
一度全てのエフェクターをOFFにしてから、1つづつエフェクターの効果を確認しながら入れていく。
レイヤリングについて
プラックのトラックが出来上がったら、別のトラックを立ち上げ、違う音域の音色を持ったプラックをレイヤーします。
ベル系の音には、レイヤーした高音パートのみ発音のタイミングを少し前にずらし、存在感と立体感を演出します。
コード、リズム、メロディーの3役をこなすプラック。ダンスミュージックでは重要なパートの一つです。
コード感とリズム感をしっかり持った太いプラックサウンドの表現を目指しましょう。
宿題①
Serumでプラックの音色を作成し、「プラックの用法」のページの画像を見ながら①、②それぞれDAWで打ち込こむ。
①
・メインのコードパート
・レイヤー用のコードパート
②
・メロディーパート
宿題②
『コード』
・メインのコードパート
・レイヤー用のコードパート
『メロディー』
の3つのプラックパートをオリジナルで製作する。(できれば音色もオリジナルで)
ルール
1. 配布したリズムトラック【#9_Beats.wav】に合わせて打ち込むこと。
2. 提出はプラックパートのみ。
3. 限界までクオリティーにこだわること。
4. 提出の際はmp3で書き出し、フォルダに入れてzipに圧縮すること。
5. ファイル名は全て英語で「synth-kadai_pluck-1_sugimoto.mp3」のようにつける。
6. ギガファイル便などのストレージサービスを利用してアップロードし、
ダウンロードリンクをメッセンジャーかE-mailで送ってください。
第9回目 プラック
基本情報
ビデオファイル:17分
テキスト:PDF 全16ページ + 追加1ページ
講座内容
プラック(Pluck)について理解を深めていきます。
ダンスミュージック におけるプラックはとても重要な要素なので、しっかり理解していきましょう。
💡お知らせがあるので確認をお願いいたします。
今回の資料をダウンロードして使ってください。
※お知らせがあります!
・テキスト
・課題用参考音源
修正があります。
プラック【メロディーパート】の譜例が【動画内】と【PDF】で内容が違っていました。
【PDF】にある譜例が正しいので、ダウンロードした参考音源も聴きながら間違いがないように課題を進めてください。